オーストリア・ウィーン情報

ウィーン16区Yppenplatzの公園。お天気の良かった先週の撮影です。この近くには市場があって、1区のナッシュマルクトよりも安心して買い物ができる気がします。安くて新鮮なものがたくさんあります。

【ウィーンから狐につままれたような話】

ピアノの続きを書こうと思ったのに、急なテーマが入ってしまったので、こちらを先に書きます。
これはオーストリアにお住まいの方は特に読んで頂けたらと思います。変なことがおきました。

我が家は家族全員の携帯プロバイダー、WIfi共にMagentaを使っています。で、今日、9月分の請求書が来ました。見てどびっくり。娘がなんと3時間も国外通話をしていて（EU内）その値段が半端ない。インターネットでチェックすると10月分もすでに10ユーロくらい通話していることになっています。

この〜！アホ娘、あれほど国外通話はアプリを使えと言っていたのにと怒り、娘に問いただすと、「知らないわよ！使ってない！」との返答。それでも疑い深い私はMagentaのアプリを使って調べたのですが、昔のようにひとつひとつの通話明細が出てこない。困り果ててホットラインに電話をしてみました。

「すみません、娘の使った覚えのない国外電話通話料金が半端ないんですが、ひとつひとつの明細を頂けませんか？」と尋ねると、通話の詳細は今、出さないことになっているらしい。

「えー、それじゃあ電話をかけたかどうかチェックが出来ないじゃないですか。せめてどこの国にかけたとか。それとか誰かがうちの娘の電話番号を盗んでいるってあり得ます？」と聞くと、

「それはないと思いますが、たぶんウィルスだと思います。今、当社でウィルス対策を３ヶ月無料で試すことができますが、やってみますか？」

「はあ？ウィルスで電話料金が勝手に上がるってあるんですか？」
と聞くと、

「残念ながら、最近多いんですよ」

本当か〜〜〜〜？と真面目に思いました。で、このウィルス対策は無料期間を過ぎると3ユーロとちょっとかかるらしい。うちは3人家族なので3台分でその料金。なんかなあ。まさかだけど、オタクがウィルス配ってない？とちょっと言いたくなっちゃったりして。

それに私の明細を見ると、「Gespräch Im Inland国内通話」で「Rest der Welt世界の片隅？（爆笑）」というわけのわからない理由で0,83ユーロ引き落とされています。なにこれ？意味不明。これも尋ねると、「きっと間違え電話をかけたのではないですか？」と言う。「そんな訳はありません。それにこの？Rest der Weltって意味はなに？私、世界のどこか片隅に電話かけた覚えはないんですけど。」と尋ねると、彼も苦笑してしまっている。君もわからないのか〜！！！

「じゃ、この料金はどうなるんですか？使った証拠も覚えもないのに、払わなければいけないの？と言うか引き落とされちゃうし！」と言うと、

「お嬢さんがかけた覚えがないのならばウィルスの可能性があります。こちらから引き落とされた料金より高額のクーポンをお送りします。」

「はあ…。」嬉しいけれど、なんかだまされた感じも否めない。まあ、わからないけれど。

お金は返してもらえるけれど、４ヶ月後にはウィルス対策の料金を毎月払うので、結局はウチにとってはマイナスの結果。

「なんか嫌〜。Wifiの状態も最適とは言えないし、A1に変えようと思っていた矢先なんですけど。やっぱ変えようかしら？」
というと、初めの３ヶ月これまた無料で新しいボリュームアップのWifiをオファーされ、そちらはリーゾナブルだと思ったのでOKしてしまいました。全体的に得をしたのか、損をしたのか、ボ〜っとしてしまう出来事でした。

今回は飛び抜けて高額だったので気がつきましたが、少額だったら絶対に気がつかったと思います。今までもあったかも…。
みなさん、携帯料金はまめにチェックするようにしましょう。怪しげな何かで余分にお金が引き落とされている可能性があります。