MA35 ウィーンにて滞在カード更新手続きについて(私の場合)

ウィーン生活

私は永久滞在・労働許可証を持っていますが、このカードは5年ごとに更新が必要です。今回、その更新手続きをしてきましたので、5年後の自分のためのメモとして、また、これから手続きをされる方への参考になればと思い、この記事を書いています。あくまでも私のケースです。個々の滞在許可証についてのご質問にはお答えできませんので、よろしくお願いいたします。

【手続きの流れ】

カードの期限は11月中旬でしたので、早めに手続きを済ませたいと思い、まずはネットで情報を調べました。しかし、MA35のサイトでは「延長」という項目が見つけにくく、直接電話することにしました。

驚いたことに、電話対応してくれたのはとてもフレンドリーな女性でした。35年前では想像もできなかったことです。希望の日時を決め、必要な書類について教えてくれた後、すぐに確認メールが届きました。

【当日の手続き】

引っ越しをしたため、今回は今までとは違う場所のMA35に行くことになりました。

まず、受付の女性に事前に受け取ったメールを見せ、延長願いのフォーム、パスポート、現在のカードを提示しました。すると、スムーズに処理が進み、受け付け番号が渡されました。

ここで一つ予想外のことが。「パスポートのコピーをお持ちですか?」と聞かれたのです。事前に知らされていなかったため、「ないです」と答えると、「奥にコピー機があるので、小銭でコピーできますよ」と教えてくれました。幸い、2ユーロコインを持っていたので助かりましたが、お釣りが出ないため、次に使う方へのプレゼントとなりました。

その後、掲示板に自分の番号が表示されるのを待ち、次の担当者に書類を渡しました。そして、別の部屋で再度呼ばれるのを待つことに。

指紋の採取をされ、受取日の書かれた書類を渡されて手続きは終了。全体で90分ほどかかりましたが、スタッフの対応は親切で、訪問者も礼儀正しく、以前のような混乱は全くありませんでした。

【注意点】

この記事を書くにあたり、私の持っている「永久滞在労働ビザ」についての補足です。
これは多くの人が持っているであろうDaueraufenthalt-EUというやつです。

このビザはどこでも勝手に自由気ままに働けるわけではないそうです。サラリーマンやマクドナルドなどでの仕事はOKですが、自営業をする場合は職種によってきちんと届け出が必要です。例えば、私は通訳業を登録していますが、例えば空港からの送迎なども届け出が必要になることがあるそうです。弁護士とのスモールトークで得た情報ですが、意外と知られていないことなので、参考までに書いておきます。

そして「永久」と言う素晴らしい響きではありますが、EU国以外に6ヶ月以上滞在した場合、これは失効となります。思いもよりませんが、日本などのアジアの他、スイスもアウトなのでお気をつけて!!!

それではまた!