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オーストリア・ウィーン情報
このウィーン9区にあるリヒテンシュタイン侯爵家のガルテン・パレとシュタット・パレ(1区)は、300年以上にわたり、ウィーンの歴史にしっかりと根ざしてきました。両宮殿は、現在も皇族が個人所有しています。写真は9区のガルテン・パレの見事な紅葉です。
このガルテン・パレは現在イベントに利用されています。庭園も素晴らしいですが、宮殿内は息をのむ美しさです。昔のように一般公開されていないのが残念です。
オーストリア新型コロナウイルス状況
オーストリア第2のロックダウンになるか?
金曜日からフランスが、そして来週の月曜日からドイツがそれぞれ第2のロック・ダウンをはじめます。ドイツはメルケル氏によると、新規感染者数の増加はフランスほどではありませんが、感染者の75%の感染元が不明な状態だそうです。12月のクリスマス時期を前に引き締めたいというのが目的のようです。
オーストリアの状況といえば、多くの場所でのマスク着用義務と他人との距離を保つ事、そしてイベントの制限が厳しくなっていますが、ロックダウンには達していません。
新聞、ザルツブルグ・ナハリヒトやスタンダード紙によると、政府はどうやら第2のソフトなロックダウンを計画しているようです。昨日、政府はORFオーストリア国営放送での発言を避けていましたが、本日専門家が病院状況などを政府に報告し、その後具体的な措置が決まる事でしょう。
オーストリアで恐れられているのは医療崩壊です。
現在は持ち堪えていますが、数週間前にクルツ首相が言ったように「このまま何をしなければ日々の感染者数は6000人に達する」そうですから、こうなったらもうおしまいです。
それを避けるのが第一の目的です。
第2のソフト・ロックダウンは行われる予感がしますが、詳細が気になるところです。
フランスのように学校は閉鎖されず行われるのでしょうか?レストランは?コンサートは?プローべは?ピアノやヴァイオリンのレッスンは?????
現在の状況下でイベント・コンサートは激しく制限され、演奏や演劇に関わる芸術家にとっては死活問題です。もとから稼ぎのない自称芸術家が不正に補助金を得ているという話も出てきますが、真面目にやっている者にとっては冗談ではない状況です。
オーストリア保健・食品安全機関 (AGES)のダッシュボードより
10月28日14時現在
- 住民10万人あたりの過去7日間の新規陽性発生数は236(+22)件
- 累計確定病例数は91,895人
- 現在の新型コロナウイルス症例数は36,989人
- 入院治療患者数(集中含む)は1,345人(+148)で、集中治療室患者数は224(+21)人
- 総検査数は2,153,066人
- 1,040人が死亡しています
- 回復者数は53,866人