ピアノでもヴァイオリンでも、誰かに聴いてもらって素直な感想をもらうことの大切さについて

ピアノとヴァイオリン

今日、これについて書こうと思ったのは、がしつこく「ねえねえ、この前のクラスコンサートのビデオ、送ったんだけれど、フィードバック送ってちょうだい」とラインしてくるからです。

成人してからは特に、彼女は人のアドヴァイスを素直に聞くようになったと思います。

なぜなら、他人様は自分の気がつかない欠点やあやまちに気がついてくれて、それを知らせてくれる場合があるからです。そしてそれを改善し、進歩し、前進する。

ティーンエイジャーだったりすると、親や兄弟など家族に聴かせたくない、とか、お友達にも聴かせたくない、という人はたまにいますが、それはまあ、思春期のなせる技であるあるかもしれません。

しかしながら、意見を聞く相手は一応選ばなければいけません。いっつもなんかピンと来ないようなことを言う人や、ネガティヴなことばかりいう人には、意見を求めないのが賢明です。改善する気持ちも無くなるようなことをいうひとは、そっとどこかに置いておきます。

私の参加したマスタークラスでは昔、学生全員が演奏後、その人の演奏の良かったことと残念だったところを同じ数だけ述べるのが義務、というクラス内のひきあい会を行なっていましたが、これは本当に勉強になりました。他人の演奏を聞いて、この人のどこを、どう改善したら、レベルアップするだろう、ということを真剣に考えるのです。

いつか、ここにも書きましたが、素直な感想を言ってくださる方は本当に貴重です。ご自分の先生以外に、そういう人を周りに数人持てるよう、ちょっと意識してみるのも良いかもしれません。