ピアノもヴァイオリンも 「まあいいや」と思った時が「プロフェッショナル」と「お遊び」の分かれ目だという件

ピアノとヴァイオリン

自分で練習していて、そして成人の生徒と接して感じることです。

練習中にちょっと弾きづらいところが現れた時、「ま、いいや。10回に9回は弾けるし、本番ではなんとかなるっしょ!」と思うか、

「あー、やっぱり気になる。だめだわ、取り出してさらいましょ!」と思い、数分の時間をとって部分練習を、するかしないか、そこで今日のお題、「プロフェッショナルの演奏」になるか「お遊びの演奏」になるかが、わかれる、と私はいつも思います。

ちょっと弾けないところを取り出して練習してみる。一度時間を測ってみてください。私は生徒とよくやるのですが、出来ないところを一緒に取り出してさらい上げる時間、ものの数分なのです。練習方法がわかっていれば、あっという間に解決することが殆どです。
(練習方法がわかってないと2時間かけてもだめなんだけど…汗、良い先生を見つけてください)

これを示すと、大抵の生徒は驚きます。「え、たった5分さらっただけで弾けるようになったじゃん!」もしくは「この箇所、安心して弾けるようになった、怖くない〜」と。

なにも毎日2時間以上さらえ、なんて趣味の人には特に言いません。しかし、上達するかしないかは、このたったの数分にかかっているのです。たかが数分、やるかやらないか、です。(プロを目指すなら、残念ながら、これはすべて徹底的にやらなきゃダメ)

そして「ま、いっか」と思った箇所は多くの場合、本番で緊張している時に恐ろしい後悔としてあなたを襲ってきます。

「ああ、ここ、誤魔化して取り出し練習しなかったな…」と記憶が蘇ったその瞬間、

大抵そこでミスをします。

たかが数分、見て見ぬ振りはやめましょう。自分にかかってくるし、そんな数分でプロフェッショナルな出来に仕上がるんですよ。なんて簡単なことでしょう!!!
レッツ、部分練習!自分にウソはつけません。