2023年 来年からは「我慢すること」をちょっとだけでもやめると幸せな環境が入手できるおはなし

ピアノとヴァイオリン

なにかちょっと「いやだな」と思う事が起きて、それに対して断ったり、怒ったりなどの反応がその場で出来なかった時、数日間、数週間、事によっては数年「あ〜、なんであの時、ああ言い返せなかったんだろう!」とか「なんで断れなかったんだろう」「私のバカ、バカ!」と煮えたぎる思いをしたことは、どなたにでもあると思います。

これをやめましょう。
やめたら、人生本当に楽になります。

何かに対して「それ、やめてください」とか「いりません」などのネガティフな返答をするのは、心地よくないモノです。なぜなら、人は誰でも好かれたい、問題を起こしたくない、という気持ちが潜在的にあるからでしょう。

でも、後々後悔するくらいだったら、その場で「えいやっ」と勇気を出して見たら、物事思ったより簡単にすむものなのです。

簡単な例を挙げます。
私の大人のピアノの生徒さんで、とても真面目で素晴らしい女性がいました。何もかも完璧、非常に気を遣ってくださって、これは必要ないのですが小さなプレゼントも良くくださる。ただ、ひとつだけ気になる事がありました。

それは彼女、レッスンが始まる前に、携帯をグランドピアノの横に置くのですが、彼女の携帯の宝石の山のようなデコレーションがガチガチとそのたびにピアノにあたるのです。別に数回では傷つきやしないと思うのですが、非常に気になる。

きっと若い頃の私ならば、「すごく真面目で良い生徒さんだし、このくらいいいや。小さい人間だと思われたくないし」と思って黙認していたと思います。でも私は、毎週これを我慢するのが、小さい事だけれど嫌だなあと思うことと、こんなことくらいでレッスン前の私の気分がまいなすになるのがいやだったので、

「ごめんなさいー、これ、すっごく綺麗ね。でもピアノに傷がつきそうで心配になっちゃう、この、ナフキンの上に置くわね。」

と満面の笑顔で私が彼女の携帯を移動させると、彼女は全然気にしていなかったのでしょう、

「ああ、ごめんなさい。全然気が付かなかったわ!」と言いました。

物事、相手が普通の人間であれば、笑顔で気持ちを伝えたらその場の雰囲気は悪くならないものです。

ただ、他の可能性もあります。
もし、彼女が嫌な顔をして反応した場合、もしくは「傷なんかつくわけないじゃない!」とキレ気味に言った場合です。

その時は私はやっぱり笑顔で、「ごめんなさいね。私が嫌なの。協力してちょうだい」と言うでしょう。

それでもごねる人だったら、距離を置くことを考え、その人とは疎遠になっていく、という構図です。

私は合わないな、と思う人から距離をおいて離れる事になんとも思いません。だって、好きでない人に好かれるより、私は自分の気持ちがたいせつです。

そうすると何が起きるかというと、結局は自分の周りに、自分と会った人達だけが残って最高に幸せ、ということいなるのです。

これは私が歳をとっているからできる、と言うことではなく、年齢に関係なく実行するべきだと思います。「いやだ」と思う人とは自分からそっと離れる。なにも喧嘩する必要はないのです。連絡をこちらから撮らなければ良いだけです。簡単です。

話はずれますが、これが上司だったり、学校の教師だったらやっかいですが、職をかえる、学校をかえる、門下をかえる、方法はあります。上記の例よりちょっと手間がかかるだけです。不可能なことって結構この世の中、少ないものです。

ちょっと勇気を出して、笑顔で発言してみましょう。そうしたらきっと、自分の周りに自分が幸せに思える人だけが存在するようになります。