*写真は娘の音大でのレッスン。ベーゼンドルファー、うちにも欲しい*
お初の生徒さんが私のところに来て、私が、
「じゃあ、何か弾ける曲があったら、弾いてみてくれる?」というと、「は〜い!」とか言いながら弾いてくれるのですが、ほぼ、99%がまともに弾けません。そして次に出てくるお決まりの言葉は、
「今まで弾けたのに!急に弾けなくなっちゃった。どうして〜!!!なんで〜!?本当に弾けたんですよ、信じて!」
「家では弾けたんです、信じて!」という記事は以前に書きましたが、今日もまた似たような感じの出来事です。
では、なんで「弾けなくなっちゃった」んでしょう?
答えは本当に簡単でして「弾けていた」というのは妄想で(本当にすみません)実は、「弾けていなかった」のです。その場ははずみ、とか、その場の勢い、などでなんとなく鍵盤の上を、正しそうなところを指が触って音を出していたのですが、そこにはなんの学習もなかった、ということなのです。残念ながら。。。。ただ単に「緊張した」から、とか「あがっちゃったから」ということではありません。
あがりについては、以下これとか、これ、ここなどに、たくさん書きましたが「きちんと学んでいたら」どんなに緊張しても、そんな下手な演奏には普通、ならないものなんです。その「きちんと学ぶ」とは何か?
それは、趣味であろうが、なんだろうが、「プロフェッショナルに勉強する」ことです。本当に、何百回も書いているのですが、正しい練習、これのみです。
「ちょちょちょ」っと練習らしきものをしたくらいでは、すごく楽しくは弾けないのが現実です。
正しい指導のもとに、ピラミットを積み重ねていきましょう。そうしたら自信もついて、人前で演奏することも楽しくなります。人生が変わります。