ウィーンのシュテファン大聖堂がワクチン接種ストリートになる件について

オーストリア・ウィーン情報

夏の風物詩、ウィーン市庁舎の映画祭でのワクチン接種、アルテ・ドナウでのワクチン接種ボートに続いて、今度のワクチン接種場所はなんと、ウィーンのシュテファン大聖堂です。8月には開催されると現地紙「Kurier」が報じています。

ドイツ語が読める方はこちらをどうぞ。以下は私のざっくり意訳です。

シュテファン大聖堂での予防接種センターは、北塔のバルバラ・チャペルに設置される予定です。大聖堂内には、登録や予防接種後の観察のためのエリアも用意されています。大聖堂の司祭、フェイバー氏はAPAの取材に対し、事前予約登録が必要のないこと、ワクチンは、ジョンソン・エンド・ジョンソンを使用すること、12歳から17歳の人にはBiontech-Pfizer大聖堂では1時間に20人が予防接種を受けられる事を述べました。

大聖堂では1時間に20人が予防接種を受けられるそうで、このアイデアは、市の保健所から出たものだそうです。シェーンボルン枢機卿もこのアイディアを祝福しており、これは素晴らしいことです。

時間などの詳細は、後日明らかにされます。毎日のミサを邪魔しないことが大切なようです。

月曜日から、ウィーンでは再びオーストリアセンターで1週間、事前登録なしでワクチン接種が行われています。今回はバイオンテック/ファイザー社のワクチンを使用しています。キックオフだけで、約4,200人が予防接種を受けました。

先週、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンでも同じようなキャンペーンが行われました。当時、オーストリアセンターでは、1週間で7,700人が接種しました。このワクチンでは1回の接種でOKなため、他の方法で予防接種を受けることができなかった人が、予防接種を受けたようです。

うちの長男長女もジョンソン・エンド・ジョンソンを接種しました。副反応は接種後1日目だけでした。倦怠感と軽い頭痛です。

いろいろな意見があるようですが、欧州では、ワクチン接種なしでは通常の生活に戻れない印象です。ワクチンを打っても、コロナには感染するかもしれませんが、重篤にならない、これがポイントです。コロナにかかった人が、「あの辛さを思うと、接種しないという選択が考えられない」と言っていました。やっぱり、感染して重症になることが本当に怖いです!

デルタ株が増加しているので、多分8月にはまた新型コロナ規制が厳しくなるようです。現在は、カフェやレストランにはいっても、厳しく3G(ワクチン接種、感染した、もしくはコロナ陰性テストの結果の証明)を顧客に尋ねないところもありますが、8月からは覆面警察などのチェックが入り、違反している飲食店には多くの罰金が課されることとなっています。マスク着用も、緩和する雰囲気がありましたが、なかなかそうもいかないようです。

まだまだコロナと共に生きていかなければならないようです。全く個人の自由ですが、とりあえずは、ワクチン接種、かもしれません。