はじめてのピアノのレッスン 5歳の男の子がきたよ!とヤマハのハイブリットN1Xにびっくりの件

ピアノとヴァイオリン

私の生徒ちゃんのお母さんの紹介で、今日は5歳の男の子がお母さんとやってきました。
マキシムくん(仮名)巻毛の可愛い男の子です。

以前からピアノを習いたいと言っていたそうですが、コロナ禍ということもあってなかなか来れなかったそうです。ロックダウンもそろそろおしまい、ということで顔合わせにやってきました。

マキシムくんは元気に挨拶もできるし、必要以上にシャイでもない。
お母さんも、たぶん相当教育リテラシーの高い親御さんですが、とてもニコニコして感じが良い。現生徒さんの紹介で来る人達は、はやりどこか共通点があって、お互いに受け入れやすく心地よいです。ひと安心。やっぱり第一印象はとても大切です。

自己紹介をしあって、スモールトークを終えた後、ちょっとお試しレッスンです。

いつものように、指番号を覚えてもらって、「ド」の場所の見つけ方を教えます。
鍵盤中の「ド」を2の指で全部弾いてもらいます。

ここはウィーンなのでオーストリア人の先生はドイツ音名で進めるのですが、私は歌うことを優先するので、まず「ドレミファソラシド」を覚えてもらいます。ドイツ音名は数ヶ月後にやってきます。

まあ、今日は「ドレミ」で充分だな、と思っていたら、

「僕、知ってるよ。『ド』の次は『レ』で、あとは『ミ・ファ・ソ・ラ・シ〜』だよ」というので、お母さんもびっくり。

「なんで知ってるの?」

彼はドイツ語の他にフランス語も英語も話すので、たぶん幼稚園で先生が歌っていたのを覚えたらしいです。フランス語・イタリア語が話せる子はドレミを簡単に受け入れてくれるので、ありがたいです。

ギロックをちょっと弾かせたり、リズムを叩いたりして楽しくお試しタイム終了。
お母さんが、
「マキシム、どう思う?ピアノは好き?これから習いたいと思う?」と確認すると、

「やりたい!!!」という可愛い笑顔の元気なお返事、

「やった!」と心の中でガッツポーズをとる私、達成感。至福の時です。。

さて、ピアノ。

おうちにはピアノがないので、まずはアコースティックなアップライトピアノ、お勧めはサイレントシステム付きをリースすることをお勧めしました。

子供が「本当にピアノをやりたい!」と確信したら、その時に購入すれば充分ということをお伝えしました。だいたいのリースの値段、購入価格などお話しすると、幸いなことに

「全く問題ありません。全てお任せします」

とのお返事をいただいたので、こちらも安心しました。

話はずれますが、趣味のおとなの人であれば、たとえばヤマハのハイブリット・ピアノをおすすめします。実は私、先日楽器店で試し弾きをしてきました。

どん、こちら。

ヤマハ | N1X - AvantGrand(アバングランド) - 概要
アバングランドの魅力をシンプルにまとめ上げたN1X。コンパクトサイズながらも、タッチ感はまさにグランドピアノ

悪くないです〜。微妙な強弱もつけられるし、タッチも悪くない。必要以上にうまく聞こえるし、趣味の大人の方には断然おすすめです。ヤマハの技術向上は素晴らしいです。つくづく感心しました。

しかししかし、まだ、ひょっとしたら将来性のある子供にはやっぱりアコースティクピアノは譲れないと思うので、マキシムくんにはおすすめしませんでした。

来週、アポイントメントを取って、楽器店に行くことになりました。お父様も来てくださるとのことで、こちらも心強い。

これからピアノを一生の友として楽しんでくれると嬉しいなと思います。