音大への進路など 自分の希望は後悔のないように勇気を持って発言しよう

ピアノとヴァイオリン

以前、中学生のピアノを学ぶ学生さんからのお便りを頂きました。
一生懸命に書いてくださいました。ありがとうございます。同じ悩みの方のために是非掲載を、とおっしゃってくださったので載せます。音大受験のおはなしです。

ご相談は、受験希望音大の変更に伴って先生を替えたい、で以下のような内容でした。

今習っている先生は子供の時の先生の紹介してくれた人でA音大の教授。けれども自分で色々しらべるうちに、B音大で勉強したいと強く希望するようになりました。A音大の教授のもとでB音大を受けるのは不可能。でも怖くて先生に言い出せない。どうしたらよいでしょう。

ということです。

以下、私の考えです。

「どうしてもB音大に行きたいのならそれを言いましょう!」

音大進学希望で先生を変えるのはとても大変ですが、何もせずに後から後悔するよりはずっと良いです。

まず、親御さんに相談してみましょう。サポートしてくれれば心つよいです。そしてB音大の先生を探しましょう。見つけたら、お会いしてご相談、親御さん同伴が理想です。そしてその先生のおっしゃることを聞いてみましょう。

(A音大の先生に習ってB音大を受けるのはこの音大の場合、あまり適切ではないと思いました)

日本で先生を替えることはそんなに簡単ではありません。

今の先生には筋を通し、礼儀正しく話せばわかってくれるはずです。怒り狂って復讐するような人なら、今別れてかえって正解です。

繰り返しますが「筋を通し、きちんとお別れすること」が大切です。具体的にはどうするべきか、は親御さんと一緒に、先生の立場になって考えてみてください。そうすれば誠意は伝わると思います。

しかしその前に、きちんと次の先生とお話をつける事はもっと大切。頑張ってください。

応援しています。

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私も全く同じ状態でした。
子供の頃、自分の中でたくさん希望がありました。
しかし、親は音楽関係に全く無知、何を相談しても、何の力にもなりませんでした。

当時師事していた先生の事は大好きで、たくさん学ぶことがあったのですが、自然に与えられた志望校は、全く行きたい音大ではありませんでした。(その先生は音大で教えていらっしゃらなかった)

与えられた音大を受験して、入学し、高額な授業料を親に払わせました。親は満足していましたが、私は全く。今でもとても後悔しています。

インターネットも情報も無かった時代だったけれど、何かできたことがあったんじゃないかと。

勇気を出して、先生に言ったらどうなっていたんだろう?

きっと、あの時代だから怒り狂って首にされたか、説得されまくって自分の意思は無くされたか、親が嫌な目にあったのでは、というところだと思いますが。

しかし、勇気を持って行動を起こしていたら、高校を出て、すぐに留学できたんじゃないか、違う大学が良かったのではないか、とかとにかく沢山の事が頭に浮かびます。

今こうしてウィーンにいなかったら、とても後悔して、歳をとってもひきずっていたかも、と思います。

ひとりで全部決めて、お金を貯め、なんのあてもないままでしたが、どーんとヨーロッパに出てきて本当によかったと思います。

物事を決断する時、いろんなことを言う人が出てきます。
「B音大なんて絶対に無理だよ」
「教授に恨まれたら一生大変だよ」
「やめなよ」

私も留学する時に、普段合わないような親戚や友人の親御さん等から、本当に散々ネガティブなことを言われました。そのような人達とは、あれから一回も会う機会もなかったし、これからも一生あわずに終わるでしょう。ということは、それらは「私の人生に必要のない人達の必要のない言葉」だったわけです。

親身になって心配してくれているのでなく、ドリームキラーとなってネガティフな意見を言ってくる人は「存在しない」と思いましょう。

自分がどうしたいか、よく考え、後悔のない結論を出すことは
とても大切な事だと私はいつも思っています。