先日、オーストリアのサービスについて書きましたが、今日は高級ブランド店でのおはなしです。
私がウィーンに来たばかりの大昔のお話です。高級ブランド店に入ったら、いきなりカタログを投げつけられ、顎で、「ホイ、そこから選びな!」と言われた。
こんなストーリーを、当時は本当によく耳にしました。実際にそんなことがあったのかどうかは謎で、ちょっと都市伝説っぽいな、とも思います。
私はオーストリアに移住してから、日本の音大生時代の時のように、「ブランドのバックが欲しい!」という欲求は、ゼロになり、ブランド店を訪れる機会は全くありませんでした。
有名ブランド店、ウィーンのルイ・ヴィトン店でのお話です。
、と言ってもコロナ前の話になりますが。。。友人がおともだち数人を連れ、ウィーンに来た時のことです。観光やお食事をして楽しんでいたのですが、ある人が、
「私、ヴィトンとかにも行ってみたいな。。。。」
とポツリと言い出し、すると他のお友達も!
「え、私も行きたいかも!!!」、と賛同、みんなで行くことになりました。
上の伝説を知っていたので、
こんな大人数(7人くらい?)で行って、お店の人に嫌な対応をされたら、せっかく旅行に来たのに、みんなに嫌な思いをさせたくないな、とちょっと心配だった私。。。。。
勇気を出してドアを開けると、綺麗な店員さん達が揃って、「いらっしゃいませ〜〜〜」(とはもちろん言わない)英語でハローと言ってにこやかに挨拶をしてくれます。
友人達は水を得た魚のように
「あら、これ日本で売ってないモデルかも!」とか、「ちょっと、ウィーンの方が安くない〜?」なんてもう、最高に盛り上がっています。
私は買う予定がないので「何をお探しですか?」と丁寧に話しかける店員さんに、「通訳です」、
と、逃げたのですが、(笑)
「まあ、それじゃあ、ここにお掛けになって」なんて親切に椅子に案内されて恐縮。。。
友人達、さすがマダムです。
買う・買う・買う。
店員さん達の対応のそれはもう優しく親切で丁寧で、感激しました。
私はこのような店にいつも行くヒトではありませんが、きっとサービスはその昔に比べると、かなり向上したのかもしれません。
お店をでて、みんなが、ルンルン女子大生みたいに(昭和死語?!)喜んでいる顔を見て、私もとってもうれしくなったのを覚えています。
オーストリア・ルイ・ヴィトンのウェブサイトはこちら。
あーあ、本当に、コロナも露・ウの戦争が終わって、またみんなに遊びに来て欲しいです。