さて、もうムスメもいい歳なので、ブログに親バカ日記〜、なんてやってる感じではないのですが、それでもたまには彼女の様子を書いてみようと思います。
ムスメは現在、スペインのサンタンデールのアカデミーに参加しています。
毎年、世界中から、公開オーディションを通じて優秀なソリストが集まります。
ムスメは今年初めての参加。ソロのコンサートを初め、室内楽、オーケストラと1ヶ月のプログラムはハードスケジュールです。
連日プローべやレッスンで、自分の練習をする時間がないそうですが、ヴァイオリンだけではなく、ピアノや他の弦楽器、管楽器、多くの優秀なソリストに囲まれてとても刺激的だそうです。
YouTubeライヴを見ましたが、実に皆さん上手です。こんなことを言ってはなんですが、学生でこんなに菅が上手なんだとつくづくもう大関心。というか、この人達がもうすでにプロレベルなのでしょう。
教授群もレヴェルは高く、どの教授もコンサートで演奏します。学生は教授と一緒に室内楽でコンサートに出演したり、これらもとても勉強になります。
ウェブサイトには「教授群は巨匠クラス、学生は完成したソリストとして参加」とありますが、まんざら大風呂敷を広げているとも思えません。
ムスメはヴァイオリン4本の室内楽に始まり、現代曲の柿落としのコンサートではコンマスで頑張ったようです。正直オケは得意な方ではなさそうなので心配していたのですが、かなりさらいあげて作曲家と指揮者に喜んでいただいて、安心していました。ストレスでニキビだらけになっていました。(笑)
今日はレッスン、そして夜はソロのリサイタルに出演して、と大忙しです。
参加者みんな「こんなに忙しいと思わなかった!ソロの曲を欲張るんじゃなかった!!!」と言っているようですが、まあ、こなしてしまうのでしょう。
ありがたいのは、交通費・宿泊費、全てアカデミーの招待ということ、そして毎日食事代も出てコンサートのギャラも出ることです。貧乏でも素晴らしい環境で学ぶことができる。。。。。(涙)
こんなアカデミー、音楽祭が世界中に増えると良いなと思います。
みなさんも機会があればこのようなアカデミーを探して、参加してみると良いと思います。
このアカデミーはほぼ1ヶ月続き、月末にムスメはやっとウィーンに帰ってきます。
それからしばらくウィーン滞在で、次はザルツブルクのアカデミーです。
ザルツブルクは私も一緒に行くので、久々に学生さんたちの進歩を見て刺激を貰いたいと思います。