いやあ、久しぶりに感じの悪い人と会話をしました。その人はウィーンの某会社の女性。
私が電話をかける前、知り合いから「あの人めちゃめちゃ感じ悪いのよ。すぐに切れるし、わざと専門用語を連発して、相手が外国人だと、わざともっとイライラしてる雰囲気、出すのよ。そのくせにオーストリア人の若い男性のことは大好きで、すっごく親切なの。気をつけてね」
電話をかけて私の要求を伝えると、
「おかしいわ!そんな事を役所が要求するとは思えないわ。前例がないもの。できるわけないじゃないの。」
あーあ、やっぱり嫌なやつかも、と思いつつ、
「ええっ、そうなんですか?私その書類がないと本当に困るんです。○○弁護士に聞いたら、あなたに言ったら、いっぱつ、で別に難しい話じゃないってコトだったんですけれど、違うんですね。あら〜、残念だわ。出来ないって事ね。ちょっと考えないと・・困ったわあ、」というと、弁護士の名前を聞いた途端、
「出来ないなんて言っていません!月末までに送ります!!!」
なんだよ、結局はできるんじゃないのよ。
「助けていただいて本当に感謝しています、助かるわ〜〜。すっごく心配だったもので。お手数かけますね」と、かなり大袈裟に、わざとらしく言ったものの、久しぶりにむかつきました。
それでもまけずに、
「この件に関して、メールでもう一回書かないでくださいね。私がもう一回メールを確認して、ダブルの仕事になる可能性があるので」だとかいうの。
それはあなたがお馬鹿さんだから、ダブルの仕事をしちゃうんじゃないの?と思ったけれど、我慢我慢。
「あ〜ら、そう言ってくださってよかったわ。安全のために、絶対にメールでも文書に残そう、って今思っていた所です。エキストラにおっしゃってくださって、ほんと〜にありがとう。お礼を言いますね。」と伝えました。
顧客はこちら。雇われているのはあなた。
この感じの悪さが続いたり、仕事に穴があったら絶対にクレーム出してこの担当、許さん、と思ったものでした。
しかし、それを今日、口にしなかったのは、私は偉いなあ、と思いました。10年前だったら絶対喧嘩してたもんね。人間、辛抱強くなるものです。