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オーストリア情報
新型コロナウイルス状況
1週間で約42,300回のテストを実施
保険省によると(7月1日17時現在)によると、これまでに620,866件の検査が実施されています。先週の水曜日は578,584件で、先週は約42,300回のテストが行われたことになります。
これまでに計17,825件の感染が確認されています。現在感染して病気中の人も前日に少し減った後、再び増えています。同省によると現在病気の人は677人で、前日比で100人近く増加、6月のピーク時の600人を大きく上回っています。
疫学調査報告制度(EMS)によると死亡したのは680人です。
オーバーエステライヒ州で1400人の隔離患者
ステルツァー知事(ÖVP)によると、現在、約1400人が上オーストリアで隔離されているといいます。その中には、リンツの「自由キリスト教共同体」に関係するクラスターの周辺の人たちも含まれており、シュテルツァー氏は昨日のオーストリア国営放送ZIB2のインタビューで、「このクラスターを封じ込めることができればと思っている」と説明しました。
シュテルツァー氏は、「AGES」がすでに感染症の数値上昇と先週金曜日の「自由キリスト共同団体」との関連性を確立していたため、行動に移すのが遅すぎることを認めませんでした。感染症は「厳重に監視」されており、学校や幼稚園でも症例の追跡調査が行われていました。国の職員は「最初から」一件一件を「一貫して」フォローしていたと言います。
ウィーン交通(Wiener Linien)はマスクキャンペーンを強化します
ウィーン交通は、マスク着用義務に関する情報キャンペーンを再び強化します。マネージングディレクターのレイナグル氏は、人々の気の緩みが大きくなっていると述べています。驚くべきことに、彼女の知る限りでは、これまで一度も罰則が課せらたことはないそうです。
これには私も驚きました。まだ一度も罰金を行った事がないなんて!!!私も地下鉄で何人かマスク着用なしで乗車している人を見ました。特にドイツ語がわからないような人はマスクを着用していません。これらはどんどん取り締まるべきです!!!
西バルカンの旅行注意報
西バルカン諸国でコロナウイルスの症例数が増加しているため、オーストリアは現在、セルビア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、北マケドニア、アルバニア、コソボに渡航警告を発令しています。
シャレンベルグ外相が水曜日の記者会見で発表した所によると、西バルカンからの旅行者が原因とみられるオーストリアのコロナウイルスの例があったそうです。スロベニアやクロアチアでも、西バルカン諸国からの帰国者による新たな感染症例が増加しています。
警戒レベルを安全レベル6に引き上げることで、政府は「緊急に」オーストリア人にこれらの国からの出国を勧告しています。これらの国から入国する際には、すでにCoV検査や14日間の自宅検疫が義務付けられています。シャレンベルグ外相によると、オーストリア人には西バルカン諸国への旅行をしないようにとの明確な勧告が出ています。
国境管理の強化
内務大臣ネハンメル氏は水曜日に、国境地帯のコントロールが強化されることを発表しました。1500人の国境警備員が設置されます。オーストリアに入国するための前提条件は、CoV検査の陰性証明か、2週間の自宅検疫です。これらの要件を破る人は 1,400 ユーロまでの罰金が課されます。