音楽留学と演奏生活

親御さんいわく「めんどうくさい子」のピアノのレッスンにのぞむ。大切なのはリズムのあるレッスン

電話で息子さんのピアノのレッスンをお願いされた時、お母さんが「うちの子、ほんとうに面倒くさいんです。でもピアノは人生に必要なものだって私は思っているので、上手くいくことを心から願っているわ」とおっしゃったので、覚悟はしていました。誤解を恐れ...
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ピアノもヴァイオリンもスケールがめちゃめちゃ大切で、教え方によっては思ったよりずっと簡単、という件

私は生徒がいくつであろうと、初心者だろうと、かなり早い時点でスケールを教えます。スケールとは音階、ドレミファソラシドの事です。私の幼少の先生は、うちの母同様たぶん、教える力のない人だったと想像できるので、わたしがやっとスケールというものに出...
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オーストリア・ウィーンに移住して良かったこと 子供の教育に最高、などのお話

ウィーン移住して本当に良かったこととは?30年以上住んで感じたメリットオーストリア・ウィーンに住んで人生の半分以上が過ぎました。先日は、ウィーンのイメージに関する興味深い統計をご紹介しましたが、今回は私がウィーンに移住して「本当に良かった」...
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音楽留学と演奏生活

ピアノでもヴァイオリンでも 教師との相性、価値観の全く違う場合は合わない、という件

今日のお題はそのものずばり、どんなに世界的に有名な巨匠であろうが、どんなに才能のありそうである生徒でも、合わない場合は全く合わなくて、その場合は、師弟関係は結ばない方が、お互いにとって幸せだ、というお話です。もしくは「ダメかも」と思ったら、...
音楽留学と演奏生活

練習の仕方なんて、やって見せてもらわなければ簡単にわかる物ではない、教師が手取り足取りぐらい細かく教えてはじめてわかるし、そうしたら上達するという話

私の昔の教授のように「はい、次やってきてね〜」なんていうのはもってのほかでレッスン料泥棒だと思うのですが、対象が趣味の生徒であれ大人であれ子供であれ、専門希望であれ、基本的には皆おなじ、教師は生徒に「どうやって練習するのか」を正しく教えなけ...
音楽留学と演奏生活

ウィーンに定住したいですか?不名誉な、でもなんとなく住んでる人には理解できる調査結果「最も不親切な都市はウィーン!!!」

いつか、ウィーンで友人を作るのは簡単じゃないよ、という事を書きましたが、それを証明するような新聞記事を見つけました。ズバリ、「最も不親切な都市はウィーン」です。ドイツ語のわかる方はこちらをどうぞ。他のランキングでは、「最も生活の質が良い都市...
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ピアノのお稽古、ペダルを使うのはいつから?

これもよく聞かれる質問ですが、お答えは簡単で、いつからでも、です。特に右のダンパーペダルは、初日から使ったりします。ペダルは曲中で使わなくても、自作の(私の)簡単なテクニックのエチュードらしきものでも、使うことがとても多いのです。私が初めて...
音楽留学と演奏生活

ピアノのお稽古 信じられないけれどいたずらをする子供への対処法は?

「いたずら」と可愛く書きましたが、そんな可愛いものでない場合もあるようです。日本は犯罪であっても「いたずら」と表現するのでそう書いてみましたが、日本の「いたずら」のいくつかは立派な違法行為です。きちんと現行犯で見つけ、叱りましょう。私はもと...
音楽留学と演奏生活

ピアノでもヴァイオリンでも、教師として働くのなら、自分も現役で弾けたほうが絶対に良いという件

こちらでは、音楽大学の教授になる為に「演奏の試験」というものがあります。自身の演奏30分くらい、そしてタイプの違った学生2人を公開で指導することがセットで採用試験、となっています。さてさて、今日は何を言いたいかというと、別に音楽大学の教授や...
音楽留学と演奏生活

ピアノ・ヴァイオリンの練習時間と上達(実力)は正比例するか?

*写真は最近本当にきれいなウィーンのヴォティーフ教会です*以前にも自分の体験を持って書きましたが、答えは簡単で「比例しません」です。正確に言えば、「正しい練習方で、一定の時間以上練習していれば上手くなる」であって、「正しくない練習であれば反...
音楽留学と演奏生活

ピアノのレッスン 急にやる気のなくなっちゃったちびっ子に対する対処法は?「待つのも大切」という後日談付き

このようなご相談をお受けしたので、経験談を書いてみたいと思います。で、私はこれから「私の体験」を書いていくのですが、ご存知の通り、私の住んでいるのはウィーンであり外国、日本ではないし、生徒も99%が日本人ではありません。よって、お役に立たな...
音楽留学と演奏生活

ピアノのお悩み 手が小さい、指が短い、もうどうにもならないの?

私は手が小さいです。そして指も短い方だと思います。身長は160cm以上あるし、靴のサイズだって日本でいう24.5cm。日本人女性としては、そんなに小さいわけでもないのに、「手は小さい!!!」左手はなんとか9度(ドからレ)がとどきますが、右手...
音楽留学と演奏生活

あなたはコンサートに呼ばれた時、演奏者に花束を用意しますか?もしくはプレゼントを持って行きますか?

たかが花束、されど花束 〜 日本とウィーンの演奏会マナーの違い 〜私はウィーンに住んで30年以上、日本のコンサートには長らく足を運んでいません。そのため、日本の演奏会事情には疎くなっているのですが、ある日、日本のピアニストの友人からこんな話...
音楽留学と演奏生活

ステージ衣装 ドレスの丈は処理しないよりも、きちんと背丈に合わせて仕立てた方が上品で素敵だと思う件

*ウチの娘みたいに、いっつも同じドレスを着るのもちょっとね、と思うのですが、今は贅沢禁止*ステージでのドレスについて、ちょっとだけ思いついたことを書きます。日本では日本のドレスの習慣があるようなので、以下のお話は日本以外でのステージ、という...
音楽留学と演奏生活

ピアノで部分練習をしているときに「嫌な事」を考えてはいけないというお話

今日のお題は、そのものずばり「ピアノで(別にヴァイオリンでも他の楽器でも同じだと思うけれど)部分練習をしている時に、絶対に『嫌な事』を考えながら練習してはいけない」というおはなしです。これはひょっとしたら身に覚えのある方もいらっしゃるかもし...
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ピアノやヴァイオリン 「天才・神童」とはなに?本当にそんなの存在するのでしょうか?

コンサートの宣伝やネットで「○○の天才!現る!!!」みたいなものをよく目にすることがあります。これはもう、日本コピー世界のお約束なようなもので、故意に「大袈裟に、目を引くように」造られていて、はじめっから誰もこの人を「天才」だとは信じていな...
音楽留学と演奏生活

初めてのレッスンでもコンサートでもマスタークラスでもなんでも「心配」を「楽しみ」に意識を変えよう!

ピアノでもヴァイオリンでも過度の緊張があるといつもの実力が発揮できないのは、みなさんご存知の通りです。私の生徒さんでも「家では間違えないで弾けたんです!お願い!信じて!」なんてことは大人の生徒さんのアルアルです。逆に子供はどんなに練習してい...
音楽留学と演奏生活

オーストリアで友人を作るにはどうしたらいいの?現実はけっこう難しい、というお話

某所である方が「オーストリアで友人を作るには?」というテーマでつぶやいていらして、私も最近考えるテーマだったので、今日はそのことについて書いてみます。私は30年以上ウィーンに住んでいます。その間、色々な国の人達と知り合ってきました。欧州の人...
音楽留学と演奏生活

スイスに音楽留学したらどうなるの?物価は欧州諸国に比べると、やっぱり高い〜のおはなし

別にうちの子がスイスに留学しているとか、そういう話ではないのですが、マスタークラス等で定期的にスイスに訪れています。そして毎回痛感することは、やっぱり「スイス、物価すごい〜〜〜!」です。私たちの滞在するのは、チューリッヒなどの大都会ではない...
音楽留学と演奏生活

ピアノのアウトプット。人に指導するように、自分に教えてみるのは効果絶大。やってみましょう!

いつか、人間はアウトプットが大切、という話を書きました。音楽家にとって最大のアウトプットは、パフォーマンス。人前で演奏する事ということを書いたと思うのですが、もうひとつ、忘れてはいけない立派なアウトプットがあります。それは「人様に教える」と...
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